カズレーザーと学ぶ。 新法律をガチ提案SP
続いても問題山積の物流業界。配達員を救うべく切り込む。武藤の提案「再配達 有料化法」。ドライバーの高齢化と人手不足が加速する中、ネット通販の拡大で宅配便の数は年間50億個を突破。その1割が再配達となっている。配達完了で報酬が支払われるため、再配達はタダ働き。2030年の物流は約35%の荷物が届かなくなる可能性もあるという。賛成派には、内田・槙野・浮所・SHELLY「再配達が当たり前にできる状況から、お金がかかるなら”受け取らないと”に変える必要がある」との意見があがり。反対派には、オカリナ・カズレーザー・長谷川「独り身では”必ず”は受け取れない」「”再配達”を有料にする必要はない、他に対処法がある」などの意見があった。専門家を交えた議論でどう変わるのか。
専門家3人を交え徹底議論。矢野先生は賛成派「配送には人も時間もかかっている」「再配達は効率化を妨げている」と話した。また、”送料無料”という表現についても説明した。実際の配達員の様子に密着。配送歴2年の柳谷さんは、午前9時に軽トラックに荷物を積み川崎の倉庫から東京へ向けて出発。1日平均100個配送が普通になり、キツくて退職する人が後を絶たないという。勤務は繁忙期の今、週6日でシフト制。一つの荷物にかけられる時間は単純計算で4分。どんなに重い荷物も1人で運ぶ。地図にない新築の家は探すのが大変。在宅中でも電話や会議で渡せない。昼食を取らずその間も荷物を運ぶ。など、過酷すぎて柳谷さんは14kgも体重が落ちたという。再配達に費やす時間は年間592時間、配達員の給料に換算すると年間約118万円損していると言われている。さらに追い打ちをかけているのが、物流の2024年問題。働き方改革によるドライバーの時間外労働規定なども影響している。そんな中でも、お菓子などの差し入れはうれしいと話す柳谷さん。この日、午前9時から午後10時半まで勤務となった柳谷さん、再配達の数は20個。これでも順調な方だと話した。
配送ドライバーのリアルを見て、スタジオからは悲痛の声が上がっていた。再配達は”色んな理由”で起こっているため、責任の所在が決められない。しかし、このままでは2030年の物流は約35%の荷物が届かなくなってしまう。厳しい現実をどう変えていけば良いのか。