快挙 真田広之「次世代への布石」

2024年9月17日放送 8:02 - 8:07 テレビ朝日
羽鳥慎一モーニングショー (ニュース)

アメリカのテレビ界最高の賞・エミー賞で真田広之がプロデュース、主演を務めた「SHOGUN 将軍」が作品賞など史上最多18冠を獲得した。ドラマは徳川家康や英国人航海士ら歴史上の人物をモデルに天下分け目の戦いが始まる前夜の物語。真田は徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永を演じ、配信日の火曜日は“Toranaga Tuesday”と呼ばれ社会現象となった。真田は日本人初の主演男優賞、他にも主演女優賞、監督賞などエミー賞史上最多の18冠を達成。主演男優賞・真田広之は「西洋と東洋が交差する敬意ある夢のプロジェクトだった」とコメント。
真田広之がハリウッドに進出したのは2003年、主演・トム・クルーズの映画「ラストサムライ」に渡辺謙らと出演した。2018年、真田広之は「言葉の問題、文化やシステムなど日本とは全く違う。相談相手もいなかった」と語っている。真田が「SHOGUN」のプロデューサーとしてこだわったのは“本物の日本”。真田は「ネームバリューを優先しアジア人に見えれば何人でも使うのが今までの在り方だった。日本人役を全員日本から雇うことを条件に入れ、日本のクルーを雇い、専門家や時代劇のスペシャリストを各パートに配置し本物志向で作ってきた。世界の人が楽しめて日本人が納得してもらえるものを作ることがテーマだった」と語った。織田信長がモデルの武将役を演じた尾崎英二郎は「クオリティーが一目瞭然。大阪城の大広間やふすま絵などの作りが素晴らしい」と語った。日本の時代劇のこだわりと米国の大がかりの技術が融合した作品。真田は「これまで時代劇を継承して支えてくださった方々、監督や諸先生方に心より御礼申し上げる。あなたがたから受け継いだ情熱と夢が海を渡り国境を越えた」と日本の先人らへ感謝を述べた。


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