テレメンタリーPlus 戦後80年ノー・モア・ヒバクシャ NEVER AGAIN NAGASAKI
故・東松照明さんは写真を通じ、被爆の実相を叫び続けた。2006年、東松さんは故・山口仙二さんと面会。対話し撮影を行った。東松さんは「仙二さんを撮っても片岡津代さんを撮っても、深層心理的には自分自身。だから他人事じゃない。あなたは私。わたしはあなた。共感」と語る。鈴木達治郎客員教授は「過去の歴史を見たら、奴隷制も、禁煙もEUも、不可能と思われたことがどんどん実現している。そのためには我々が声を上げ続けて、具体的な政策を提案し続けるしかない。諦めたらそこで終わる。いずれ絶対人類は『核兵器は必要ない』『かえって危ない』と認識すると思う。核抑止がいかに危ないものかという認識を広げていけば、いつかは核兵器がなくなると信じている」と語る。山西さんは「私一人でどうこうできる問題ではないけど、ずっと核兵器がない世界に近づきたい。そのために仲間と一緒に進んでいきたいって強く思う。自分に出来る平和教育の形をレベルアップさせるのももちろんだけど、これからもっと具体的な平和をつくる方法を考える人を増やすために、核軍縮のための教育プログラムを作りたい」と語った。故・山口仙二さんは「第三次世界大戦をさせないというのが地球市民の役目。どんなに強いアメリカでも地球市民の声には反対できない」と語った。