大下容子ワイド!スクランブル ピックアップNEWS
メジャーリーグというのはここ数年、ピッチクロックなど様々なルール変更を行ってきた。更なるルール変更が検討されている。米国スポーツ専門誌によるとゴールデンアットバットという新たなルール案がオーナー会議で議論された。チームが打順に関係なく、1つの試合で1打席だけ、好きな打者を起用できるというもの。この新ルール案アメリカ野球界からは野球の本質が損なわれるなどといって批判が殺到。この新ルール案は早期導入はないということだが、メジャーリーグを取材しているスポーツライター・小林信也氏は、将来的に採用される可能性はあるとみていて、「メジャーは時代のニーズに合わせてルール改正に積極的。去年も試合時間短縮のためピッチクロックを導入していて、見ている人をいかに退屈させないかにウェートを置いている」と指摘。スポーツベッティング、いわゆる合法なスポーツ賭博の影響も大きいという。スポーツライター・小林信也氏は「スポーツベッティングは2兆円産業に成長し、MLBにとって重要な資金源の1つになった」と指摘。その打者がヒットを打つかどうかなど試合途中に賭けることができる仕組みで、例えばチャンスの場面で下位打線だと盛り上がりに欠け、賭ける人の人数も伸びないという。小林氏は「MLBの危機感の表れとしていて見る側のモチベーションを上げ、人気獲得収入増を図るため新ルール案の実験的導入は十分あるのでは」とみている。