モーサテ みんなの今どき資産形成術
松井証券・海老澤界さんのテーマは「投資信託の運用会社の実態に迫る」で「投資運用会社の業務は大きく分けて運用部門、営業部門、基準価額算出などの3つの部門がある。投資信託の運用会社は従業員数は2万人ちょっとで金融・保険業全体でも1%程度と非常に少ない存在。上場企業は少なく本社オフィスは東京都心に集中している。“資産運用立国構想”とは示唆ビジネスの経営戦略上の位置付けを明確化し、運用力向上やガバナンス改善・体制強化を目指すもの。最近のトレンドは外国株式投信。信託報酬が大きいので稼ぎ頭になっている。ただ国内系の運用会社の場合、大部分が現地の運用会社に採択するかたちになっているので、専門性や運用力向上が求められている。総合評価では日興アセットマネジメントが首位になっている。販売会社からの評価なので、運用能力だけではなくサポート力や情報提供を含めた総合的な評価になっている。運用能力に関して見ると外資系がトップ3に入っているところで、国内系は運用能力について課題があるとみられているという感じがする。資産運用立国構想で運用会社が変わるかもしれないし、情報開示もされていると思うので、ファンドを選ぶ時にどの運用会社かをあまり考えない人が多かったかもしれないが、今後はどの運用会社が運用している商品なのかという点もファンド選びをするなかで重要になってくる。」などと述べた。