ストレイトニュース (ニュース)
初の女性トップに去年就任した共産党・田村委員長。結党から103年を迎える老舗政党。支持者の高齢化が課題となっている。比例代表の得票数は、2014年の衆院選では約606万票だったが、その後は右肩下がりで、去年の衆院選では約336万票と、10年でほぼ半減した。若者向けの発信強化を始め、ショート動画での発信に力を入れている。田村委員長は、SNSで我が党らしいものを開拓できるんじゃないかという手応えを感じ始めているなどとした。
共産党が、主張が似ていて若者の支持が流れていると警戒するのがれいわ新選組。結党6年。山本代表の演説では、開始直前にバンドの生演奏が始まり、若者の興味をひいていた。支持者のなかには、共産党を支持していたという人もいた。れいわ新選組は、他党に先駆けてSNS発信に力を入れ、比例代表の得票数を伸ばしてきた。去年の衆院選では、約380万票を獲得し、共産党を追い越した。課題は、新興政党が続々と登場したことで、れいわが埋没してしまっている危機感だ。先月の都議選でも獲得議席は0だった。山本代表は、自民党以外のすべての党が消費税減税に政策を寄せてきている、数が少なくても風穴はあくなどと話した。記者は、消費減税は、共産党もれいわも早くから訴えてきた政策、政策実行力や道筋をどこまで示せるかが、支持を取り戻すカギになりそうだなどとした。あすは、参政党などを深堀りする。