大下容子ワイド!スクランブル (ニュース)
きのう、政府が開いたコメの安定供給に関する関係閣僚会議に石破総理が出席した。今後の政策の方向性としてコメの増産に舵を切ると表明した。農林水産省によると、先月27日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は3625円で9週続いた値下がりが止まり、再び値上がりに転じている。今も続くコメ価格の高止まりの要因について石破総理は「足元の家計の動向などに立ち返った把握ができていなかったことや、インバウンド観光客の影響の観点がなかったこと」と需要の増加に言及し、さらに供給に関しても「生産量が足りていると判断をしていたこと、備蓄米の放出のタイミングや方法などが適切ではなかったこと、こうしたことが価格高騰を招いてしまった」と認識に誤りがあったことを認め、今後は増産のため農業経営の大規模化やスマート化を推進すると強調した。事実上の減反政策である生産調整を見直す農政の歴史的転換に会議後、小泉農水大臣は「政策の強化に全力で取り組みたいと思っている」と述べた。元衆議院議員・杉村太蔵は「北海道も小規模で家族経営でコツコツ真面目にコメ作りをしていた方は多い。小規模農家の方が今後、大規模化の波に飲み込まれるという不安にならないような配慮のある農政をやってほしい」とコメントした。