日曜ビッグバラエティ 異常気象SOS!どうなるニッポンの気候 天気のプロにギモンを直撃SP
雨や風にも負けず上空を観測できる気球。1日2回、朝・夜9時に観測。日本で16か所、世界で約800か所同時に観測。気球を使って観測したデータを世界各国で共有。天気によって気球の飛ばし方は様々。気球に付いているのはラジオゾンデ。中には小型無線機が入っている。ラジオゾンデが付いた気球は1分間に平均約400m上昇。上昇しながら1秒ごとに観測データを送信。高度30kmまで上昇すると気圧の変化により気球が膨張し破裂、備え付けのパラシュートで落下。発見者からの連絡があれば回収に行くこともある。上空の気温・湿度・風の向きなどはラジオゾンデで観測。気球での観測が始まったのは104年前。大雪や台風でも毎日データを得ることができ、異常気象の解明にも役立っている。観測データは気象庁のスーパーコンピュータで解析。一方で天気のプロが悩む予報の伝え方。その現場では勇気ある決断が下されていた。民間気象会社で予報制度No.1のウェザーニューズへ。天気予報アプリを支えるスタッフが独自の予報を日々発信。13000の観測地点でデータを収集。写真や動画による現場リポートでデータはより精度の高いものに。莫大な情報をAIで分析。最終的な判断は人の手。この日、予報を担当するのは若手の有望株・桐山大和さん。入社3年目で全国の予報をコントロール。各機関が出している天気予報モデルを比較。今の天気との整合性を人間の手で修正し予報を出していく。地上から見える膨大な天気報告までチェック。情報はライブ配信しているお天気ニュースのチームと共有。リポート分析担当からリモート報告も。桐山さんが担当したこの日の的中率は97.34%。