新米高騰 外食や小売りにも影響

2025年9月8日放送 18:11 - 18:16 NHK総合
首都圏ネットワーク (ニュース)

宇都宮市のこちらのお店ではコメ不足を背景に去年新米の仕入れ価格が2割ほど上昇、今年6月には無料だったご飯の大盛りを50円に変更した。今年の新米はその去年に比べて更に2割ほど高いが、今のところ値上げはせず電気代の節約などでしのいでいくとしている。コメの販売価格に影響を与えていると言われるのが概算金。各地のJAが生産者からコメを集める際に仮払いするお金で、生産量が全国一の新潟県では、JA全農にいがたが一般のコシヒカリに去年の同じ時期より76%高い60キロあたり3万円を、魚沼産のコシヒカリには66%高い60キロあたり3万2500円を支払うことにしている。全国の状況をまとめたところ、主力品種について新潟を含む5つの県で60キロあたり3万円台を支払うと生産者に提示しており、この場合店頭での販売価格が5キロ4500円を超える水準になるという。都内のコメ店では新米の仕入れ価格が例年の1.5~2.5倍になっており、店は消費者の買い控えを懸念している。別のスーパーでは、例年流通量が増えて価格が落ち着く11月頃から新米の取り扱いを始めているが、今年は新米の価格が高騰し11月頃になっても例年のように価格が下がらない可能性があるとして入荷のめどが立っていない。コメの価格はいつ頃落ち着くのか。流通経済研究所の折笠俊輔主任研究員は、売り手が決まっていないコメも結構少なめなので取り合いが発生している、コメが余りそうという安心感が広がらない限りは5キロ4000円以上という相場が続いていくと話した。


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