探検ファクトリー (探検ファクトリー)
3人は気になった駅弁を試食した。ひもをひくと温まる駅弁は工場が日本で初めて。ひもをひくと水と酸化マグネシウムが反応して熱が発生する。
たこ飯弁当の製造工程を見学。たこ飯弁当は夜に調理し朝・昼に詰める。駅弁は菌の繁殖が大敵で調理後すぐに菌が繁殖しにくい温度まで冷やすことが重要。繁忙期は1日300kgタコを煮込むこともある。タコは絡まないように足先からゆっくり入れるのがポイントで冷めたときによりおいしい味付けになっている。茹でたら菌が繁殖しにくい温度まで急速冷蔵する。
ご飯はガス火で炊き蒸らしも全自動。水分量が多いコシヒカリは冷ますとベチャつきやすいためお弁当に向いてない。工場では駅弁に合うブレンド米を使用している。炊飯したらすぐに急速冷蔵する。続いて煮込んだタコをカットする。大きさと数を考えながらカットする。カットする具材は約50種類ある。
たこ飯弁当の盛り付けは1人1具材を担当し盛り付ける。工場では毎日約100種の駅弁を製造していて、弁当ごとに具材と配置が違うので人の手による作業が必要。にんにくなどの匂いが強い食材は駅弁には使わない。
フタに具材がつくのを防止する以外のシートの役割とは?という問題が出題された。正解は抗菌。駅弁にこの箸を採用している理由は何でしょう?という問題が出題された。正解は角があるから。5年目にして初めて成功したツボに関する取り組みとは何でしょう?という問題が出題された。正解はタコがとれた。
駅弁の会社の創業は明治36年で1992年工場が完成した。しかし、3年後阪神・淡路大震災が発生したが主要な設備への被害は少なかった。被災後は調理に必要な水道とガスが止まり近隣のビール会社から水を提供してもらった。1998年明石海峡大橋が開通したこ飯弁当は明石海峡大橋開通を記念した弁当である。しかし、コロナで鉄道を利用する人が激減した。