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「上野東照宮」を紹介。東照宮とは徳川家康を祀る神社のことで、全国に50社以上ある。上野東照宮は家康以外に徳川吉宗と徳川慶喜も祀っている。上野東照宮は家康の「三人一処に魂鎮まるところを造って欲しい」という遺言をきっかけに1627年に創建。1651年には徳川家光が建て替え、当時造られた建築物が数多く現存している。そのうちの1つである「唐門」は本物の金箔を使用しており、門の左右には「昇り龍」と「降り龍」の彫刻がある。昇り龍の龍は実際には下を向いているが、これは家康の「偉い人ほど頭を垂れる」という教えから来ているとのこと。
社殿までの道中には樹齢600年以上の御神木がある。上野戦争や関東大震災、東京大空襲も乗り越えて現存しているという。そして黄金に輝く社殿は修復こそしているが、約400年前と同じ姿だという。社殿内部は金色と漆の黒色のコントラストが特徴で、本殿中央に徳川家康、右側に徳川吉宗、左側に徳川慶喜が祀られている。また社殿内には狩野探幽が描いた獅子の壁画もある。獅子は2体描かれ、1体は口を開けてもう1体は口を閉じており、これは「阿吽」を表しているとのこと。