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関係者によると、合同訓練はきょう午前、千葉県の房総半島の南の海上で行われ、海上保安庁の巡視船さがみと、台湾の沿岸警備を担当する海巡署の巡護9号が参加したということだ。台湾の巡視船は、訓練を前にした今月10日に東京港に寄港し、燃料の補給などをしていた。日本と台湾は外交関係がないため、交流を目的としたそれぞれの協会を通じて、2017年に海難事故の際に捜索や救助で協力する覚書を交わしている。今回の訓練は、これらの協会どうしの交流の一環で行われていて、関係者によると、日本と台湾の巡視船どうしが合同で訓練を行うのは、これが初めてだということだ。中国が海洋進出を強める中、日本としては周辺国や地域と連携するねらいがある一方で、今回の訓練は公表しておらず、中国に対して一定の配慮を示す姿勢もうかがえる。