モーサテ プロの眼
小林さんに話を聞く。テーマは「日本経済の不都合な真実」。きょう話したいのは人口動態が日本経済に与える構造変化について、小林さんは「少子高齢化が続く限り、これからも円安、必需品を中心としたインフレが続いていく、賃金も上がっていくがそれだけでは豊になれそうもない、投資戦略で守っていく必要がありそうだ」などと話し、日本の輸出数量と鉱工業生産が伸びなくなっているなどと説明し、「背景はトレンドが大きくかわったことで、世界でみると右肩上がりになっており、世界経済が強くても弱くても日本は右肩下がりになっているのは、作り手がいない、需要があっても作れない経済に入ってきている」などと話した。また人口動態の結論は低成長と、受給のバランスが崩れることとし、人手不足が起こっている原因は少子高齢化などとし、人口動態の推移について説明した。またその結果として円安とインフレが結論とし導かれるとし、「国内で作れないとなると輸入に頼ることとなり、貿易・サービス収支が赤字になってくる」などと話した。またエンゲル係数について、「2000年代に底を打っている、2010年代2020年代はうなぎのぼりになってしまっている。背景には人口動態がある。」などと話した。投資戦略については「成長する国の資産を取り込んでいく必要があると思うが、短期的に気をつけないといけないのは資金逃避のような動きが起こると当局としても止めざるを得ないので介入などは入ってかもしれないこと。」などと話した。