ワールドビジネスサテライト (ニュース)
日経平均株価は1200円以上上昇し、上げ幅は今年3番目の大きさとなった。11日の米国市場でハイテク株を中心に大きく値上がりしたことを受け日本市場でも、その流れが広がった形。米国半導体大手エヌビディア・ジェンスンフアンCEOは生成AIへの期待を受けた半導体需要が引き続き底堅いと強調。これを受けエヌビディアの株価は8%以上上昇。今日の東京市場でも半導体関連株を中心に買い戻されアドバンテストは9%、東京エレクトロンは5%上昇し全体を押し上げた形。昨日、一時1ドル140円台後半とおよそ8か月ぶりの円高水準となったが11日に発表された米国の消費者物価指数を受けFRBによる大幅な利下げは難しいとの見方が広がり円安が進行。2円以上、円安が進み日本株を押し上げる要因となった。日銀の田村審議委員は今日、為替にも影響を与える日銀の利上げの見通しについて「予断を持って語ることはできない。欧米とは異なりゆっくりとしたペースになる可能性が高い」と述べた。