マツコの知らない世界 マツコの知らない東京定点写真の世界
定点写真のを楽しむ上で鷹野晃さんおすすめの注目ポイントは「建物や看板から変化した理由を探りその時代に思いを馳せる」。1952年ごろの渋谷駅前スクランブル交差点近くにある「西村」という看板に注目。明治43年に創業した高級フルーツ店、「渋谷西村總本店」はいち早く渋谷の街に将来性を見出して店舗を開設した。道玄坂上から駅側を撮影した定点写真。1931年の写真で「サワサキ洋品店」と書いてある看板が今年の写真では見えなくなっているが、サワサキは今も同じ場所に店がある。昭和初期から今の場所に店を構え、会社員や大使館の人が常連だという。1963年の築地の写真。昭和6年に完成した岩元市場は、看板はなくなったもののほぼそのままの状態で残っていて、現存する場外市場の店舗建築では最古の1つ。内部に路地を通し、共同店舗を並べる場外市場特有の建築様式だった。現在は5店舗のみ。特別に上の階を見せてもらった。部屋には暖炉などが置かれている。