シューイチ Travis JapanのスタディーJAPAN
本日のスタディーは、川の水が水道水になるまで。Travis Japanの宮近と中村なライン下りなどで有名な景勝地、長瀞へ。長瀞を荒川が流れている。埼玉県立川の博物館・羽田さんは「比較的キレイな水が流れている」などとコメントした。水深の深い場所は光の吸収と反射で緑色に見えるという。クイズ「荒川の水は軟水?硬水?」。中山は「中間」、宮近と中村は「中間」と回答。正解は、長瀞付近の荒川は「硬水」。石灰岩にはミネラルが豊富に含まれている。荒川沿いにある武甲山は石灰岩の産地として知られていて、石灰岩のミネラルが荒川の水に溶けているためこの付近の水は硬水になっている。東京と埼玉の水道水をまかなうために、利根川の水を荒川の水に合流させ水量を増やしている。
今回の最終目的地である東村山浄水場を東村山浄水場・田中さんが案内する。東京都4大浄水場の一つである東村山浄水場は荒川、利根川、多摩川の水を浄水している。問題「東村山浄水場で1日に作れる水道水の量は?」。正解は1日126.5万トンの水道水を作り出している。東京都で1日の水道使用量は約450万トンで、主に10か所の浄水場で作り出している。東村山浄水場は東京13区、19市の水道水の一部をまかなっている。川の水が水道水になるまでの工程は大きく3つ。水の濁り除去の濁りを固める仕組みを実験した。水のにおいを取り除く作業は、オゾンと生物活性炭を使い臭いの元を取り除く。水にオゾンを流し込み臭いの元を分解、生物活性炭でさらに臭いの元を取り除く。オゾン処理で品質が上がった東京の水は美味しいと都内約900か所に給水所が置かれている。塩素で消毒することで浄水処理の工程が完了する。塩素濃度は24時間管理され、工程ごとの水質を確認することができる。長瀞の川の水と浄水処理された水を比較すると浄水処理された水には塩素が入っていた。宮近と中村が出来たての水を飲む。