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昨日新たな最低賃金の目安が決定した。中央最低賃金審議会で出された結論は、引き上げ額の目安は63円。最低賃金の全国平均は1055円から1118円となり、10月頃には全ての都道府県で初めて1000円を超えることになる。一方、群馬県のクリーニング店ロゼクリーナースカキヌマは従業員23人のうち17人を群馬県の最低賃金985円で雇用している。初の1000円超えに柿沼克彦社長は、そのぐらい上がると覚悟していた、最低賃金よりも多く払っている従業員も同じ幅で上げないと難しいので全員が同じ金額で上がる感じになると話した。2020年代までに最低賃金を1500円まで引き上げる目標を掲げている政府。昨年度から今年度は6%上昇する見込みだがあと4年で1500円に到達しないペース。柿沼克彦社長は、6%という数字を人件費の比率で考えると年間200万円ちょっと上がる、値上げが一番安易だが出来ればやりたくないと語った。年収106万円の壁を超えると社会保険の加入が義務付けられ、保険に加入すると手取りが減る可能性があるとして働き控えが加速する懸念がある。