サン!シャイン (ニュース)
都心から300キロ離れた東京・八丈島では台風9号の強風域に入っていてけさ5時に最大瞬間風速19.5mを観測、波浪警報が発表されている。今後やや発達しながら北上しきょうよる遅くからあすあさにかけ関東に接近する可能性があり、千葉を中心に東京・神奈川でも強い風や大雨など荒れた天気になるおそれがある。
一方災害級の暑さも連日続いている。きのうは岡山・高梁市で40.4℃を観測、11日連続の猛暑日となった岐阜市では35.6℃だった。猛暑が続くなか雨が少なく全国各地で水不足が問題となっている。特に深刻な場所の1つが米どころ新潟県、農家を訪ねると水田がひび割れ干上がっていた。平年7月の降水量は約200mmだが今月は1mm、稲の生育にも影響が出ている。流通経済研究所折笠氏は「新潟以外でも水不足が深刻、新潟を筆頭に米生産量が多いところの生産量が崩れてくると米価格に影響を与えてしまう」とした。市内にある正善寺ダムでは水位が低下、現在の貯水率は12%で雨不足だけでなく今年4月に別ダムから水を引いていた配管が破損し浄水場が運転を停止し正善寺ダムからの生活用水供給量が増加したことも要因だという。上越地域整備部田口副部長は「ある程度まとまった雨がないと貯水量の回復は難しい」とし、上越市は市内半数以上にあたる約4万6500世帯約10万8000人に1日40%の節水を呼びかけている。上越市では給水スポットを増やすなど市民へのケアを行っている。猛暑の中節水に取り組み貯水量回復を待つ住民、現在接近している台風9号の影響で恵みの雨は降るのか。