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三重大学教授によると、静岡沖まで蛇行してきた黒潮の暖かく湿った空気の影響で局地的な豪雨になった。東海道新幹線が雨に弱い理由について災害危機管理アドバイザーは「盛り土の区間が他の新幹線よりも多く線路近くの斜面が切り立っているため」と話した。
台風10号の勢力が強い要因は平年より1~2℃高い海面水温。迷走・ノロノロの要因は太平洋高気圧が予想以上に張り出したことと偏西風が通常より北へ蛇行したから。遠隔豪雨の要因は太平洋高気圧と台風10号の間に水蒸気の流れが集積したから。インペリアル・カレッジ・ロンドンによると、気候変動の進行などに伴う海水温の上昇により台風10号の最大風速7.5%増加したとみている。台風10号並み今後増加の可能性について、気候変動がない場合は10年で4.5回、気候変動で10年で5.7回。三重大学教授は「勢力が強い・ゆっくり迷走・広い範囲で雨が今後の台風のニューノーマルになる」と話した。
都市部で内水氾濫が頻発している。内水氾濫とは急な大雨で下水道が排水できなくなり水があふれる。浸水被害の6割以上が内水氾濫。理由は短時間大雨の急増で、1980年頃と比べ約1.7倍。災害危機管理アドバイザーは「内水氾濫はすでに日常的な災害で今後も右肩上がりに増えていく」と話した。対策について「事前に土のうを置いておくのは効果的」と話した。