林野火災

2026年8月11日放送 10:34 - 10:40 テレビ東京
都議会/Tokyoほっと情報 東京都議会 警察・消防委員会

大規模な林野火災が全国各地で発生している。多摩地域に山林を抱える東京都にとっても無関係ではない。東京消防庁による林野火災の消火訓練。多くの困難が伴う山の中での消化活動に備え、東京消防庁ではこうした実践的な訓練を、毎月欠かさず行なっている。林野火災の現場で機動力を発揮するのが、急な傾斜地を登ることができる全地形活動車や、ぬかるんだ斜面でも進める泥濘地搬送車、これらは隊員や物資を現場近くまで運ぶのに使われる。車両で運ぶ資機材、放水する可搬ポンプ、1t水槽、水を入れたリュックを背負い手動のポンプで放水する消火器具などが林野火災コンテナに収められている。水の確保が難しい林野火災で、重要な役割を果たすのが、スーパーポンパー。ホース延長車と遠距離大量送水車、2台で1つの役割を果たす。2キロも伸ばすことができるホースと、通常のポンプ車の5倍の送水能力を持つ水中ポンプを積んでいる。川や海から、水中ポンプで水を送って、林野火災の直近まで水を届けるという大切な役割を果たしている。さらに、林野火災の状況を把握するために、ドローンも活用している。可視光カメラと赤外線カメラが搭載されている。赤外線カメラは暗視カメラになっている。夜間の燃焼範囲の確認、要救助者の検索にも使用できる。このような充実した装備と、実践的な訓練の積み重ねは、東京以外の大規模火災でも活かされてきた。今年4月、岩手県大槌町で発生した林野火災。東京消防庁では、述べ406人を派遣して、消火活動にあたった。こうした現場での経験から、新たな装備の検討も始まっている。その一つが、延焼防止水幕防御システム。ノズルから出る水幕で屋根を覆い、飛来する火の粉から住宅を守る。林野から住宅街に延焼危険があるような場合に、その境界に設置し、住宅街への延焼拡大を防止するために活用することを想定している。林野火災は、未然に防ぐことが重要。そこで東京都では今年から、1月~5月までの間、林野火災警報と林野火災注意報を発令することにした。警報が出ている間は、焚き火や花火はもちろん燃えやすいものの近くでタバコを吸うなど、屋外での火の粉が飛ぶ行為が制限され、違反者には罰則もある。発令されているかどうか知りたい時は、東京消防庁のホームページなどで確認することができる。


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