ノンストップ! NONSTOP!タブロイド
歌手の柏原芳恵は、山口百恵らを輩出したオーディション番組「スター誕生!」への出演をきっかけに、1980年にデビュー。松山千春らの楽曲提供を受け、ヒット曲を連発した。当時20代だった今の天皇陛下がファンであることを公言し、コンサートに足を運ばれたことも。80年代のアイドルブームを牽引した。ことし、デビュー45周年を記念し、現在ツアーの真っ最中。番組は、ライブに挑む柏原芳恵を密着取材した。柏原は、ウサギ形の水筒を手に、会場入りした。すぐにリハーサルに臨んだ。これまでは自身でライブ構成を考えていたが、今回のツアーではスタッフに任せ、新しい世界観づくりに挑んでいる。ファンには、同世代のほか、海外から駆けつける人もいる。ライブが始まり、当時から変わらない掛け声で親衛隊が盛り上げる。柏原芳恵は、「ハロー・グッバイ」やフォークソングのカバーなどを披露した。終盤では、中島みゆきが作詞作曲を手がけ、NHK紅白歌合戦で初出場を果たした「春なのに」を披露。柏原芳恵は、レコーディングに中島みゆきが来てくれて、「歌手は歌い人であり伝え人」というアドバイスをもらい、表現の仕方が変わったなどと話した。当時26歳の天皇陛下は、1986年に行われた柏原芳恵のコンサートを鑑賞された。柏原芳恵は、当時について、陛下からお忙しいですかと聞かれ、うまく答えられなかった、どの曲が一番好きですかと聞いたら、陛下は「春なのに」が好きですねと答えてくださったなどと話した。ライブで涙していた柏原芳恵は、がんばれと言ってくれるファンの拍手や声援、笑顔に45年の時間を感じたなどと話した。