カズレーザーと学ぶ。 カズレーザーと学ぶ。新法律をガチ提案SP
現在の状況について、データを元に見識者の先生が解説した。これに対し賛成派からは、家庭でモメないために国がルール化すべきとの意見が上がった。1000人の男女に聞いたアンケートでは、高齢者ほど運転に自信があると回答した。免許返納の前後で生活はどう変わるのか、地方で暮らし実際に返納したドライバーに話しを聞いた。訪れたのは愛媛県の城川町遊子川地区、ここに住む90歳を超える酒井さん夫婦を去年11月に取材した。電車やバスは通っておらず、徒歩圏内にスーパーや病院もないため95歳の夫・喜義さんが、週3回15km離れた隣町まで運転。心配する家族と医師の進めで今年4月、免許を返納した喜義さん。その後、生活はどう変わったのか。今年7月に生活の変化を聞いてみると、1時間以上離れた松山に住む息子のサポートを受けつつ、自宅前の畑で農作業をするのが唯一の生きがいだと話した。運転をやめると普段の活動量や心身機能が低下し、認知症やうつ病など要介護状態になるリスクが約8倍になるというデータもある。またアメリカやドイツでは、高齢者は昼間だけ運転可能な時間限定免許や、高速道路以外なら運転ができる場所限定免許など、条件をつけて危険運転のリスクを減らす法律も存在している。75歳以上が免許更新時に受ける認知機能検査は2つのみで、運転能力は試さない。一定点数を下回ると免許剥奪の可能性もあるがほとんどの受講者が合格している状況。これに対し、現在全国で実証実験中のタッチパネルを使ったシステムで、4つのテストで運転能力を測定する。今後は、販売店や教習所に設置し免許更新テストで活用を目指している。「高齢者 運転免許取り消し法」。最初は賛成2人・反対4人だったが、最終的な意見は賛成4人・反対2人となった。