国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL
フィリピン残留日本人の日本での身元探しにつながる日本政府の一時帰国事業は実現するのか?先週も参議院で岩屋外相が答弁をしたが、具体的な時期については明言していない。一方で実現するよう政府として真剣に検討を進めるとも強調している。ここ数年は外務省職員がNPOの調査に同行するなど以前よりも積極的な姿勢をみせている。日本政府の事業が実現すれば、親族や身元探し、国籍取得に向けた手続きの進展につながる可能性が高まるとみられる。フィリピン残留日本人は日本国籍を取得できたとしても、政府から保障を受けられるわけではない。それでも国籍を取得するのはアイデンティの確認とともに、生き別れた父親の親族を一目でも見たいから。
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- 外務省マニラ(フィリピン)岩屋毅