ポツンと一軒家 宮崎県のポツンと一軒家
宮崎県の山奥にある一軒家を調査。住んでいるのは79歳の篠原美智子さん。夫が平成22年に亡くなってからは1人ぐらし。自宅の周りの畑は使っていない。母屋は築50年以上。川原はセメント製。一部増築。夫は疾病で突然死。いまも原因不明という。家の中に五右衛門風呂があり、トイレは男女別。
宮崎県の山奥で1人ぐらししている篠原さん。生まれは車で1時間半ほど離れた清武町。20歳でいとこと結婚。結婚するまでこの家に来たことはなかった。初訪問で驚いたのは立地の悪さ。もともとは15軒ほどの集落だったが高齢者ばかり。空き家は今も残っているが、住んでいるのは篠原さんだけ。仕事は養蚕業。かつては蚕を養う家もあった。収入は低く、篠原さんが大阪の質屋で働いていた時の貯金を生活費に充てていた。この頃から毎月3万円を仕送り。生前の夫について「人間が良かった」「喧嘩したことはない」と話した。
宮崎県の山奥で1人ぐらししている篠原さん。自宅に車はなくタクシーを利用。片道40分200円。病院への送迎は近くに住む息子にお願いしている。子供は2人、ともに県内在住。行政サービスで安否確認の電話がかかってくる。買い物は週に1回まとめ買い。