激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜 BBQ~いつもの肉を極上の味に!~
ここで決勝のテーマが発表。決勝のテーマは「いつもの肉を極上の味わいに変える、あなたとっておきのバーベキュー」。スーパーで売られている牛・豚・鶏のさまざまな部位を使用する。肉をおいしくするための食材をスーパーで買うのはOK。2人は翌午後3時に試食審査することが告げられた。渡部は豚肩ロース、貝原は豚肩ロースと鶏のもも肉を選んだ。
準決勝終了3時間後。渡部が動きはじめた。渡部はプルドポークを作るという。使用するのは準決勝で出た脂の塊。午前9時、貝原は買い物に出る。肉をグレードアップするためベーコンを購入。午後1時、試食審査まであと2時間。渡部はスーパーの肉と脂肪で巨大な塊肉を作り、プルドポークを完成させた。貝原は焼きパイナップルを作り、シナモンをかける。貝原が選んだのは豚肩ロースと鶏もも肉。渡部はプルドポークでハンバーガーを作る。きのうのスペアリブの残りを活用してチリビーンズを作る。母の味にこだわるのには理由があった。米軍基地で家政婦をしていた母・節子さん。料理の腕は家政婦としての母の努力の賜物だった。渡部がが35歳のとき、交通事故で両親が突如帰らぬ人となった。母の味をもう1度食べたいと思った渡部が出会ったのはアメリカンバーベキューだった。貝原はメインの肉を調理しはじめた。ベーコンを巻き付けた豚肩ロースを焼く。脂肪分を補うためにベーコンを巻き、豚の皮のようにカリカリに仕上げるという。貝原は20代のときにブラジルから日本にやってきた。日本人との間には越えられない壁があると感じていて、えブラジルのシュラスコを作っても日本人の友人には声をかけられなかったという。あるとき、SNSにアップしたシュラスコの写真に、日本の友人がこんなすてきな会になんで呼んでくれないのか?と怒られたという。壁を作っていたのは自分だった。それ以来、シュラスコを通じて多くの仲間とつながった。審査まで残り30分。貝原は肉を焼き上げるのが間に合わなくなりそうになる。貝原は火力を強めた。火加減を調整しながら焼き上げていく。