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きょうは沖縄戦から80年の慰霊の日。上地隆裕さんはかつての激戦地で今、沖縄に駐留しているアメリカ軍の兵士たちの対話を続けている。上地さんは「なぜ戦争をやってはいけないのか、なぜ戦争が人類にとって前進を阻むものであり幸せをぶち壊すものであるか、それを憎む思想を広げたい」と話す。対話活動のきっかけは18年前に亡くなった母親。沖縄戦の当時、島の国民学校で教員をしていた。母親は子どもたちに国のために死ぬことが美徳だと教えこんだことを悔いていたという。上地さんは戦争は2度としてはいけないという母親の思いを受け継ぎ、母親と同じ教職の道に進んだ。「反戦と平和そして自由、その3つだけは誰が何と言ってもぜひ守っていきたい」と話す。