深刻化 子どもの”ネット依存”

2024年8月28日放送 16:20 - 16:27 NHK総合
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ネットの長時間利用がやめられずに生活に支障が出るネット依存。厚生労働省の研究班が調査したところ、ネット依存が疑われる中学生と高校生は全国で93万人で7人に1人に上ると推計。これが2017年度の調査なのだが専門家によるとコロナなどもあってその数が増えているものと見られると話している。
キャンプが行われたのは瀬戸内海にある小さな島、西島。参加したのは小学5年から高校3年までの18人。全員がネットの長時間利用を見つめ直したいと考えている。キャンプを運営するのは地元の大学の教授や学生たち。子どもたちはスマホやゲーム機を預け4泊5日のキャンプがスタート。キャンプでは、班に分かれて魚釣りやカヌーなど自然を存分に体験。さらに仲間と協力しながら食事を作るなどネットとは違うリアルな楽しさを実感してもらおうと考えている。一方で1日1時間だけスマホやゲームを使える時間を設けている。メリハリがある習慣をつけてもらうことが狙い。参加者の一人、高校3年の横田壮真さんは高校1年の時友達とトラブルになり不登校になった。リアルな人間関係が怖くなりネットゲームにのめり込んだ。多い時で1日20時間以上費やし昼夜逆転の生活を送っている。高校卒業を前に少しでも変わりたいと考え、母のすすめもありキャンプに参加。キャンプ初日積極的に動きたいものの前に出ることはできなかった。そんな横田さんを勇気付けたのは不登校やネット依存から抜け出した先輩の体験談。キャンプ終盤。多くの子どもたちが訪れていたスマホ部屋も日がたつにつれて、利用者が減少。キャンプを通じて、徐々に仲間と関われるようになってきた横田さんもネットのことが気にならなくなった。最終日に行われた発表会。キャンプを通して横田さんは新たな目標が見つかった。兵庫県立大学・竹内和雄教授は「ネットとうまく付き合うことを子ども自身で考えていく。制限するとかではなく、リアルの側にも居場所があるということを再認識させる」とコメント。


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兵庫県立大学厚生労働省姫路(兵庫)西島ネット依存

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