ニュースウオッチ9 (ニュース)
水産庁はきょう、今後の資源管理について話し合う会議を開いた。全国のイカの漁業者や自治体職員が出席。漁業者の代表からは「漁獲がほぼない状況に危機感を抱いている」として、有効な取り組みを求める意見が出た。水産庁の担当者は、小型のスルメイカの漁獲を1トン控えた場合、半年後には3倍以上の重さに成長するという試算を報告。その一方で、小型だけを水揚げしないことは難しいと述べ、対策の難しさをにじませていた。水産庁・魚谷敏紀資源管理k部長は「現状では回復の兆しが見えていない。外国に適正な管理を求める観点からも、国内の管理をしっかりするのは重要な点」と語った。水産庁は、年内をメドに今後の目標や管理の方針を取りまとめることにしている。