焼き肉のニオイがずっと残るのはなぜ?

2024年9月21日放送 9:29 - 9:39 NHK総合
チコちゃんに叱られる! (チコちゃんに叱られる!)

視聴者から「焼き肉のニオイはなぜ長く残るのでしょう?」という質問が届いた。正解は脂のミストシャワーを浴びているから。東海大学理学部の関根嘉香教授の解説。ものすごく小さい脂の粒の中に肉の焼けたニオイやタレのニオイなどいろんなニオイが閉じ込められている。肉を焼くとニオイ物質が発生するのと同時に肉の脂が熱により細かい粒となり空気中に飛び出す。このとき周りにある肉が焼けたニオイ物質やタレのニオイ物質などを粒の中に閉じ込めて空気中を漂う。細かい脂の粒が霧状になったものをオイルミストという。ハイパワーシートビームレーザーを使ってオイルミストを撮影すると水蒸気の周りにオイルミストが見えた。オイルミストがカーテンやソファーにくっつくことでニオイ物質もくっつく。通常ニオイ物質は衣服などにくっついても空気の流れによって徐々に少なくなっていくがオイルミストは油分でコーティングされ繊維質などにくっつくとその場所にずっと留まって落ちづらい。オイルミストを防ぐには脂が飛び散らないようにする必要がある。焼き肉店ではオイルミストや煙を吸い込んで換気をしたり水を張って脂が蒸発しないようにしている。家庭でオイルミストを防ぐには扇風機を回して空気の流れを作りオイルミストを外に逃がす換気。さらに大量のオイルミストは220℃以上で焼くと発生するので肉を200℃で焼くこと。200℃でおいしい焼き方を焼き肉の達人・中原健太郎さんに教えてもらった。家庭用ホットプレートで200℃に設定して熱い所を狙って肉を動かすと常に200℃に近い温度で焼くことができる。うっすらと肉汁が浮いてきたらうすぐにひっくり返すことで肉汁を逃さない。チコちゃんが好きな肉の部位は牛テールだと話した。


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東海大学焼き肉

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