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メルトダウン事故からまもなく13年半。燃料デブリの取り出しは当初の予定より3年遅れ、けさ福島第一原発の2号機で始まる予定だった。放射線量が非常に高いため作業は格納容器内に釣り竿のような装置を挿入し、先端についた爪を遠隔で操作して行う計画。この装置を内部に押し込むために5つのパイプを連結した機材を別途使用するが、けさ作業前にこの機材を構成する5つのパイプの並びに誤りがあることが分かったという。福島第一原発の燃料デブリはおよそ880トンあると推定されていて、まずはごく少量からの試験的取り出しをけさから始める予定だった。東京電力では機材の組み立て方を誤った原因などを調査中で、中断した取り出し作業再開の見通しは立っていないとのこと。