ニュースウオッチ9 (ニュース)
衆議院選挙を受けてきょう特別国会が召集された。石破総理大臣は衆参両院で行われた総理大臣指名選挙の結果、第103代の総理大臣に選出され、今夜第2次石破内閣が発足する。それぞれの議員はどのように指名選挙に臨んだのか。初めて当選した議員らに密着し、きょう一日の動きを追った。けさ7時30分、国会の正門前で大勢の取材陣とともに、初めて当選した議員らが開門を待っていた。国民民主党・橋本幹彦氏は、収支報告書の不記載で自民党の公認が得られなかった無所属の候補者を破って初当選。国会に一番乗りを目指していたが、橋本衆院議員の前にすでに2人並んでいたという。衆議院の職員に初めての議員バッジをつけてもらっていた。橋本衆院議員は「政治が変わったら生活が変わっていく実感が持てるような政治を作っていきたい」と述べた。国民民主党の議員らと写真撮影の予定があるという橋本衆院議員。そこには国民民主党・玉木代表の姿が。議員らに謝るようなしぐさを見せていた。この1時間ほど前。玉木代表は臨時の記者会見で、女性と不倫をしている疑いがあると一部で報じられたことを受け、事実関係をおおむね認めた。写真撮影が終わると、橋本衆院議員は玉木代表から激励のことばをもらっていた。登院する議員の中には、政治とカネの問題を巡り、無所属で当選した議員の姿も。自民党を離党した世耕弘成衆院議員。これまで参議院議員を務めてきたが、衆議院議員としては1期目。世耕衆院議員は「心機一転、新しい気持ちでしっかり頑張っていきたい」と語った。自民党から公認されずに無所属で当選した西村康稔氏は「歯を食いしばってやっていく覚悟」と述べた。与党への逆風が吹く中で、初当選を果たした自民党・福田かおる氏は、菅元総理大臣の地盤を引き継いだ立憲民主党の候補を破っての初当選。福田衆院議員は「スタートラインに立てたので、しっかりしなきゃいかんと」と語った。福田衆院議員は、先輩議員とともに、ベテラン議員の事務所を訪ねていた。面会の相手は、「103万円の壁」見直しの議論を中心になって進める齋藤前経済産業大臣。早速意見を求められた。議員事務所の準備はこれから。選挙で履き慣れた運動靴から国会用のヒールに履き替え、総理大臣指名選挙に臨む。立憲民主党。初めて当選した議員らは、記念撮影に臨んでいた。立憲民主党・岡田華子氏は、政治とカネを巡る問題で、比例代表への重複立候補が認められなかった自民党の前議員を破って初当選。議員バッジを受け取った後、活動拠点となる議員会館の事務所で準備を進めていた。議員としてのふるまい方は、動画サイトを見て勉強。党幹部へのあいさつも。岡田衆院議員は「初心を忘れないことが大切だ」と感じている。立憲民主党・小川淳也幹事長のコメント。正午過ぎから開かれた国民民主党の両院議員総会。国民民主党・玉木代表は、一部で報じられた女性との不倫関係について陳謝したうえで、代表を続けたいという意向を示し了承された。玉木代表は「新しい仲間と一緒にチームとして取り組んでいきたい」と語った。また国会での総理大臣指名選挙では、これまでの方針どおり、決選投票になった場合も含め、玉木代表に投票することを全会一致で確認した。