独自技術で“本物の海”を再現

2024年8月24日放送 10:31 - 10:44 テレビ東京
ブレイクスルー (ブレイクスルー)

イノカCEO・高倉葉太はこれまでになかったアプローチで海を研究し、新たなビジネスを切り開く。サンゴは刺胞動物と呼ばれるクラゲやイソギンチャクに近い。サンゴは体に植物プランクトンを取り込み、光合成して栄養補給をする。近年、海水温の上昇や環境破壊によって多くのサンゴから植物プランクトンが消え真っ白に。白化現象の状態が長く続くとサンゴは死滅してしまう。サンゴ礁は地球上の海の生き物の4分の1にあたるおよそ10万種が生息する大切な場所。高倉はサンゴを救う技術を開発。環境移送技術とは海の環境を水槽の中に移す技術。環境移送に不可欠だという独自開発デバイス。高倉は東京大学工学部出身で、AIの研究を行ってきたエキスパート。イノカは本来6月に産卵するサンゴをなんと真冬の2月に人工産卵させる実験に世界で初めて成功。これまで年に一度しかできなかったサンゴの産卵の研究が環境移送技術によって年に何度も行えるようになる。
イノカCEO・高倉葉太。名だたる大企業が環境移送技術を使い、研究を始めている。高倉は、資生堂といっしょに日焼け止めクリームがハワイやパラオのような環境先進国で禁止になってきている、でもどの成分がどのサンゴに悪いか分かっていない、じゃあイノカでテストをして製品の先行優位性を保ちましょう、とやっているという。ロート製薬もこの技術を使い、研究を行うなど企業での活用が広がり始めている。どの海でも再現することができる環境移送技術。国内にとどまらず、世界も視野に。年内にマレーシアで拠点を立ち上げる。高倉は東南アジアにいくと数億単位の人がサンゴに依存して暮らしている、我々の技術が与えられるインパクトは向こうに持っていたほうが大きくなるので、今東南アジアへの進出を行っているという。2019年にイノカを設立。高倉のもとには海を愛してやまない若者が次々と集まり、現在、社員は15人。社員に話を聞くと「いろいろな物質が海洋環境に与える影響を評価している」と話していた。


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