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プロ野球の田中将大(36歳)が巨人で実戦デビュー。休日のきのう、多くの子供たちも応援に駆けつけた中、今シーズンから巨人に加入した田中将大が移籍後初となる実戦のマウンドに登場。昨シーズン、プロ入り後初めて白星を挙げることができなかった田中将大は、今回のキャンプで久保康生コーチ(投手巡回コーチ)とともに投球フォームの改良に着手。“野球大好き”木曜パーソナリティー・鈴木福のインタビューで、田中将大は「(久保コーチの存在の大きさ)それは間違いない。(久保コーチには)初日から、みっちり付きっきりで教えていただいている。その効果を自分の中で感じている。少しずつピッチを上げていって、いいものをバッターに向かって投げるときに出すことができれば」と話していた。そして迎えた実戦登板では、田中将大は大歓声に包まれマウンドに上がった。田中将大はロッテの先頭バッター・高部瑛斗(27歳)をファーストゴロに打ち取ったが、ファーストのエラーで出塁を許す。続く2度のホームラン王に輝いたソト(35歳)をショートゴロに打ち取った田中将大は、ダブルプレーでピンチを切り抜ける。さらに田中将大は、腕を上から振り下ろす新フォームから繰り出す145キロのストレートで、ロッテの3番・山本大斗(22歳)から空振りを奪う。山本大斗を内野フライに打ち取った田中将大は、ここで降板。巨人での実戦レビューをノーヒットに抑え、復活への一歩を踏み出した。登板後、田中将大は「とりあえずホッとしました。その一言に尽きます。マウンド、傾斜、実戦に合わせていかないといけない。意識は明らかに変わっている。若い選手がかなり多いですけど、その勢いに負けないように勢いをもっていきたい」と語った。試合結果は、ロッテ2−1巨人。