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ある家の玄関先に突然、石ころが置かれるケースが相次いでいる。神戸市内ではこの半月の間に26軒もの家で確認された。ルフィなどと名乗る指示役が闇バイトを実行役に使った一連の強盗事件。このうち、東京狛江市の住宅で一昨年、当時90歳の女性をバールなどで殴って死亡させ腕時計を奪うなどした罪に問われた実行役の被告に対し、東京地裁立川支部は今日、無期懲役の判決を言い渡した。去年も全国で相次いだ闇バイトによる強盗事件。被害に遭った民家やその周辺では事件前、リフォーム業者などを装う人物が訪問するケースが相次いだ。神戸市内の閑静な住宅街。ここでも最近、ある異変が。家の玄関先に相次いで石ころが置かれるようになった。住民の不安をかき立てる謎の置き石。警察によると、最初に確認されたのは1月29日。近隣住民の通報がきっかけだった。インターホンを押して家の敷地内へ入ろうとする男2人が玄関先のポストの中を撮影したあと立ち去った。その後、玄関先に石ころが置かれているのが見つかった。警察によると、不審な置き石は今月12日までの15日間で、神戸市内の26軒で確認されその大半が空き家だった。更に置き石の多くは、神戸市中心部から10kmあまり離れた神戸市垂水区に集中していた。置き石について元埼玉県警捜査1課・佐々木成三さんは、空き巣や強盗に入るための目印、マーキングの可能性を指摘する。扉から石が落ちずに残されていれば人の出入りがないとして犯行グループの標的となるおそれがある。住民の中には、防犯カメラを設置する人も。警察も、空き巣などのマーキングの可能性があるとみて周辺の警戒を強化している。警察は、置き石など不審物を発見した場合はためらわずに110番通報してほしいと呼びかけている。