列島ニュース (秋田局 昼のニュース)
秋田県の男鹿市、潟上市、秋田市沖の海域で計画されている大規模な洋上風力発電について、事業を進めている企業は県内への経済波及効果を今後30年間で8750億円に上ると試算している。洋上風力発電事業を進めている企業が先月、明らかにしたもので風車に使われる部品の調達や建設工事などに県内の企業が関わることで、県内では新たに2万1000人規模の雇用が生まれることが見込まれるという。また、現在進められている風車の建設前の調査から2054年の事業終了までの30年間に見込まれる県内への経済波及効果は8750億円に上るという。企業側は工事などで県内企業を積極的に活用する方針で特に2027年4月に始まる風車の基礎部分の工事では複数の県内企業が再委託先に選ばれることが見込まれている。事業を進めている企業の担当者は「多くの部分を秋田の企業に手伝ってもらえると思う。県内企業の技術力を活用しながら地域の活性化につながるよう協力していきたい」としている。