イット! ウラどり
「ギフテッド」とは生まれつき特定の能力が突出した人たちのことを指す。文部科学省はこの子どもらを特定分野に特異な才能のある児童・生徒について、才能や発達の特性がゆえに学習上・学校生活上の困難を抱えることがあると説明している。このようなギフテッドの支援に向けて文部科学省は全国9つの教育委員会などで4月から実証研究を開始した。東京学芸大学附属小金井小学校では、4年生と6年生の教室で宇宙物理学が専門の大学准教授が授業をしていた。こうした授業を通して、ギフテッドの子どもを発見し、困難を抱えるギフテッド児童の支援に繋げるという狙いがあるという。文科省によると、ギフテッドの子どもたちは言語能力や思考力が著しく発達しているため、同級生との会話や友人関係の構築に困難を抱える場合がある。ルールに厳格であったりするため、学校生活で強いストレスを感じている場合もあるという。アメリカではギフテッド教育は19世紀には行われていたといわれている。この小学校では教室の授業に参加しない子どもも別室でその子に合った授業を行う取り組みをしている。この日がギフテッドの児童2人が3Dプリンタで物作りを学んでいた。柳澤秀夫は「個性を伸ばすという点で今後ますます必要になってくると思います。今先生が不足しているので今の教員の態勢で大丈夫なのかということと、特別扱いをしているとしてさらに周囲から浮いてしまわないような配慮が必要」などと述べた。