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米・ワシントンから中継。ワシントン支局・小田島記者が「政治的な信条が強く優先されたためと見られている。バイデン大統領は自身を“史上最も労働組合を大切にする大統領”と強調し、労働者や中間層に寄り添う姿勢を示してきた。民主党の支持基盤である労働組合が反対する買収計画である以上、その意向を大切にする、つまり買収を阻止するのが自分の使命だとの思いが強かったと見られる。(USスチールは)2024年10月から12月の決算では最終赤字に陥るとの見通しを会社は発表している。日本製鉄による買収や追加の投資がなければ、成長戦略は描けないとも指摘されている。一方、買収に反対してきたトランプ次期大統領は、外国からの製品に関税を課して国内の鉄鋼産業を守るとともに、減税によって産業の復活を目指すとしている」と述べた。