ニュースウオッチ9 (ニュース)
トランプ大統領は6日、カナダのカーニー首相と会談を行った。報道陣から問われると、カーニー首相は会見でアメリカとの関税交渉について、大事なのはトランプ大統領に交渉する気があること、複雑の交渉になると述べた。米中両国の高官は今月10日と11日にスイスで貿易問題を協議することになった。アメリカ側からはベッセント財務長官とグリア通商代表が、中国側からは何立峰副首相が参加する。ベッセント長官はFOXニュースの番組で、前に進むためには緊張を緩和する必要があると発言。中国外務省は、協議はアメリカ側の要請に応じたものだとして上で、関税措置の乱用に断固反対する立場に変わりはないとした。日本では自民党が対策本部を開催。出席者からは、自動車や鉄鋼などを含めすべての関税措置の撤廃に向けて交渉を行うよう求める意見が出されたほか、国内の農業に営業が出ないよう対応してほしいとの指摘も出された。政府関係者によると2回目の交渉では、日本側が一連の関税措置の見直しを改めて強く求めたのに対し、アメリカ側は自動車・鉄鋼などについて、日本だけ特別扱いできないと否定的な認識を示したという。石破首相は、自動車などへの関税は絶対に受け入れられないとして、日米双方の国益に沿う形での合意を目指す方針。大串内閣府副大臣は、厳しいことは厳しいが決裂する話ではなく事務レベルで詰めていく段階が進んでいる、お互いの提案をこれから詰めていくと話した。