TBS NEWS (ニュース)
2020年の大統領選挙の雪辱を目指すドナルドトランプ前大統領は、ニューヨーク出身の78歳。7月には激戦州・ペンシルベニア州の選挙集会で暗殺未遂に遭ったが、かえって「暴力に負けない強い指導者」を印象づけた。そのトランプ氏が徹底的に民主党を攻撃したのが移民政策。不法越境者が3年連続で過去最多を更新し、不満が高まる中、国を守るとアピール。ただ「移民がペットを食べている」「移民が米国の血を汚している」などと過激な発言を連発し、国の分断をあおっている。キャッチフレーズは「アメリカファースト」。保護主義的な貿易政策を掲げ、海外からの輸入品に対する関税を大幅に引き上げるとしている。外交に関しては、首脳同士の個人的な関係や、2国間での交渉を重視するとみられる。特にロシアのウクライナ侵攻については「プーチン大統領とも、とてもいい関係なので、すぐに解決できると思う」と述べていて、米国の方針転換も予想される。