マツコの知らない世界 マツコの知らないアイスの世界
最近ではコンビニの広がりとともに、クオリティの高いアイスが手軽に買えるようになったが、その裏で問題もあるという。日本のアイスは世界進出していて、ガリガリ君はタイなど海外に工場が作られたり、あずきバーもハラル認証をとってマレーシアなどで販売されているが、地方のレジェンドアイスは減ってきているという。日本には古くから地域ごとにアイス文化が点在している。長崎で1960年代から販売されている「食べるミルクセーキ」は大きなボウルに卵・れん乳・上白糖・氷を入れて作る昔ながらの製法で、素朴な甘さが人気だ。福島には1980年代に開発されたアイスバーガーが存在する。他にも大阪のアイスキャンディーや青森のジャンボアイスなど、地域によって愛されるレジェンドアイスは様々ある。しかしコンビニの増加や後継者不足で窮地に立たされているアイスもある。モナカアイスで有名な富山では50年以上愛されてきたニ色アイスの太田屋が今年9月に閉店することが決まった。アイスマンが後世に残したいと紹介したのが秋田の「ババヘラアイス」。ババヘラは販売許可はあれど、営業場所の許可は別で取る必要があり、売れる場所が減ってきている。長崎の「チリンチリンアイス」も同様だという。もう一つが「アイス饅頭」。三重・群馬・福岡で販売されていて、東ではこし餡、西では粒餡のアイス饅頭となっているという。三重県・桑名には「寿恵広」「新栄堂」「マルマン」というアイス饅頭の御三家があるが、現在桑名に残っているアイス饅頭店はこの3店舗のみになっているという。