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都内の洋食店「バンボリーナ」。看板メニューはサイコロステーキ。サラリーマンたちの胃袋を満たす。何と言っても嬉しいのがおかわり無料なこと。約30年以上の間、無料を貫いてきたが、お米の仕入れ値が去年よりも約15%高騰。いいお米の確保のため産地を変えながら値上げを乗り切っているという。埼玉県のスーパーでは備蓄の需要でパックごはんも品薄になるなど影響が広がっている。去年の猛暑による不作やインバウンド需要の回復などで1か月以上も続いている米不足。埼玉県のスーパーではきょう特売のお米が陳列されていたが、入荷数が安定せず欠かせない購入制限。仕入れ値が上がったことで販売価格も通常より1000円近く上がっているという。こうした中、じわり売れているというのがパックごはん。メーカーによると温めるだけで食べることができる手軽さや災害時の備えに活用できることなどから近年、売れ行きを伸ばしているという。お米不足の今、さらに需要が高まっている。
農林水産省は今月から来月にかけて新米の流通量が増えることで米の品薄は順次回復していくとの見通しを示している。千葉市にある米農家を訪れると稲刈り機を通常の1台から2台に増やし収穫作業を進めていた。去年の台風のときには近くの川が氾濫するなどして収穫がままならない状態に。そうした事態を避けるため台風が来る前に作業を進めるという。農林水産省は落ち着いた購買行動を呼びかけている。