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参議院選挙での惨敗から1カ月。きのう、自民党は総裁選の前倒しをめぐる議論をスタートさせた。総裁選挙管理委員会・逢沢一郎委員長は「党にとって非常に重大な手続きを進めるわけであり、スピード感が必要。同時に手続きに瑕疵があってはならないので、制度設計は厳重に慎重に公正に行っていく」と述べた。石破総理の総裁任期が残り2年あまりある中、総裁選の前倒しを決めるには高いハードルがある。衆参国会議員295人と都道府県連の代表者47人の過半数の172人以上の要求が必要となる。国会議員の意思については署名・捺印するなど書面で確認し、都道府県連については組織としての決定を求める方向。一方、総理官邸や自民党本部前では石破総理の続投を求めるデモが起き、世論調査でも辞める必要がないという声は次第に高まっている。そんな中始まった総裁選の前倒し議論。党内からは様々な声があがっている。自民党の現役閣僚は「いくら世論調査で人気があっても選挙で3回負けているわけでその事実は消えない。石破さんがこのまま続けて自民党がよくなるとは誰も思わない」と話した。一方で、自民党中堅議員からは「地元回りをしていて『なんで石破さんのことをいじめるんだ』と言われたり、地元の議員からは『なんで石破さんは辞めないんだ』と言われたりもする」と困惑の声も聞かれた。