午後LIVE ニュースーン 能登半島地震から知る冬の避難
能登半島地震から知る冬の避難、災害時のトイレ。能登半島地震では石川県で最大11万戸が断水した。被災地でトイレの状況を調査したNPO代表の加藤さんによると、トイレの衛生状況が悪く体調を悪化させた人が多くいたとのこと。水のない状況で活躍すると期待されていたのが”携帯トイレ”。屋内のトイレでそのまま利用できる為使いやすく、密閉して処理する為水がない環境でも衛生状態を維持することができる。実際9割の避難所で携帯トイレが使われていた。ところが避難所によってトイレの衛生環境が劣悪な状態になっていた所もあり、理由は”携帯トイレの使用方法を知らない”という実態。失敗例は「凝固剤を入れ忘れる」「袋をしっかり縛らない」など。
能登半島地震から知る災害時のトイレ。避難所によってトイレの衛生環境が劣悪な状態になっていた所もあり、理由は”携帯トイレの使用方法を知らない”という実態。この教訓を活かし加藤さんは小学生を対象に”携帯トイレの授業”を始めた。基本的な使い方は、2枚の袋を便器・便座にそれぞれ取り付けて便座の袋に凝固剤を入れ、使用後は袋をしっかりと縛る。加藤さんは「彼らは伝える能力が高いと思っている為おうちの人に伝えたときに今度は保護者が動くはず。次の災害時でのトイレパニックを避けることに繋がるという可能性を感じた」と話した。