ANNスーパーJチャンネル (ニュース)
能登半島地震から1年。被災地に深い爪痕が残る中、観光地だった輪島朝市の復活に向け立ち上がった食堂店主のを紙浩之さんを取材した。紙さんは朝市通りで12年間食堂を経営してきた。地魚をふんだんに使った料理が人気だったが、地震直後の火災で食堂を失った。追い打ちをかけたのは9月の豪雨災害。紙さんの食堂を手伝っていた中学3年生の喜三翼音さんが亡くなった。翼音さんは食堂の向いで輪島塗を販売する夫婦の孫だった。
能登半島地震から1年、輪島朝市で食堂を経営してきた紙さん。紙さんの食堂を手伝っていた、輪島塗を販売する夫婦の孫の喜三翼音さんが亡くなった。翼音さんが亡くなった2ヶ月後、都内で開催された出張輪島朝市に翼音さんのアイディアが詰まった輪島塗の商品が並んだ。翼音さんの祖父で輪島塗の蒔絵師の喜三誠志さんが手掛けた。商品は”Hanonカップ”と名付けられた。12月、紙さんは200万円程の中古のキッチンカーを購入した。輪島朝市の復活に向け、一歩ずつ前へ進む。