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能登半島地震から1年。櫻井キャスターが石川県の珠洲市を訪れ地震と豪雨の二重被災で苦しむ中、新しい形の仮設住宅や新しい支援の形を取り入れて牧場を再建しようとする人たちを取材した。櫻井キャスターは石川・珠洲市の仮設住宅へ。訪ねたのは建築家の坂茂さん。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞するなど世界で活躍している。坂は去年仮設住宅としては初めてとなる木造2階建ての建物を設計。坂がこだわった1つが木の造りだった。学校のグラウンドなどに建設されるプレハブの仮設住宅は入居期間が原則2年と決められていて過ぎたら撤去されることがほとんど。一方、この木造の仮設住宅は2年過ぎたあと災害公営住宅に転用される方針で希望すればそのまま住み続けることができる。坂はこれまで東日本大震災や熊本地震でも仮設住宅を手掛けてきた。
生活を一変させた地震から1年。復興の歩みを進める人は他の場所でも。畜産農家の男性は乳牛や黒毛和牛などおよそ120頭の牛を飼育する松田牧場を経営している。しかし地震で牛舎が被災。牛舎4棟のうち2棟が全壊判定。飼育できる場所がなく一部の牛を売らざるを得なかった。生産量は一時4分の1まで低下し経営は厳しい状況に。牛舎の再建などにかかる費用はおよそ2億4400万円。うち1億8000万円は行政から補助金が出るが自己負担として残りおよそ6400万円が重くのしかかっていた。クラウドファンディングで集まったのは目標を超える7000万円以上の支援。男性の牧場は去年9月の奥能登豪雨でも被災。それでも全国からの支援が折れかけた心を支えてくれた。