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自民党はきのう両院議員総会を開き参院選の敗北を総括する報告書を決定した。報告書では「解党的出直しに取り組む」との決意が明記され、「物価高対策」や「政治とカネ」など“自民党離れ”を招いた9つの要因が示された。石破首相は参院選の敗北について「総裁たる私の責任」と陳謝したが、自身の進退については物価高対策や関税交渉などに道筋をつけたうえで「きちんとした決断をする」と当面続投する考えを示した。一方、森山幹事長は「選挙結果の責任を取る」と石破総理に進退伺いを預けたほか、鈴木総務会長、小野寺政調会長、木原選対委員長も石破総理に辞任する考えを伝えた。石破首相はきのう公明党の斉藤代表と会談し経済対策などについて意見を交わしたが、自民党内の動きについてはテーマにならなかったという。自民党では総裁選前倒しの是非を問う手続きに入り、原則本人が 党本部に署名を提出し氏名も公表される。172人が賛成なら総裁選実施が決まる。党内では前倒しを求める中堅、若手、高市氏支持の議員や林官房長官グループがそれぞれ会合を行った。
