列島ニュース 佐賀局 昼のニュース
佐賀市にある佐賀海苔共販センターでは、きょう今シーズン最後ののりの入札会が開かれ、最後の入札会としては多い約1200万枚が出品された。会場では買い付け業者がのりの色や香りを確認したり焼きのりにして味わったりして、品質を確かめては手元の紙に希望の金額を記入。県有明海漁協によると、今シーズンは雨が少なくのりの成育に必要な海の栄養が不足したことや、プランクトンが大量発生する赤潮が相次いだことなどから、のりが黒く色づかない色落ち被害が起き、収穫量が伸びなかったという。販売枚数と販売額はこれまでの状況から2シーズン連続で全国トップの兵庫県に大きな差をつけられていて、日本一奪還は厳しい見通しだという。