ZIP! これだけ覚えて!ニュースな言葉
きょうの授業のキーワードは、2025年に団塊の世代およそ800万人が75歳以上になる「2025年問題」(内閣府より)。5人に1人が75歳以上になるという超高齢化社会は2025年だけではなくて、2026年、2027年とずっと続いていく。超高齢化社会によって、“社会保障の負担が重くなること”“医療・介護人材の不足”“各業界での後継者不足”が問題となる。例えば、大工は60歳以上が12.8万人で全体の43%(総務省より)、また農業は65歳以上が従事者全体の70%(農林水産省による)になるという。高齢化による業界の衰退・廃業を防ぐ動きとして、国は2021年に法改正して、事業主に対して70歳定年に引き上げることを努力義務としている。企業ではシニア層の雇用を増やす企業も増えている。学校では大工を養成する通信制の職業訓練校が開校した。このように様々な場所での対策が大切。