国際報道 (ニュース)
マグニフィセント7の株価の株価指数の推移を紹介。一番大きく下がっているのはマスク氏のテスラ。各国での販売の落ち込みや、トランプ関税、マスク氏の政治的言動への反発からくる不買運動などの影響とみられている。トランプ氏との距離の近さに株主や消費者の中には厳しい目を向ける動きもありマスク氏は本業の立て直しに注力するものとみられる。またベッセント財務長官「中国との貿易摩擦は持続可能ではなく、ごく近い将来に状況が改善される」とのの発言で市場に安心感を与えたとされ、この発言が事実だとすれば過去の教訓から発言になっているのではとの指摘が出ている。ベッセント長官は30年以上前、ジョージ・ソロス氏が率いるヘッジファンドで働いていた。その際、このヘッジファンドは英 中央銀行と激しい攻防を繰り広げた。英中央銀行は市場に太刀打ちできずポンドは急落、ヘッジファンドはポンドの買い戻し巨額の利益を上げた。イギリス政府はこの後、通貨政策の根本的見直しも余儀なくされ、金融市場の力が国家の通貨政策を打ち負かした。ソロス氏はイングランド銀行を負かした男とすら呼ばれた。トランプ大統領の異例の関税政策は一時、アメリカの株、債権、通過がいずれも売られるトリプル安につながった。このまま中国との正面衝突を続けるのは現実的ではないとの見方をベッセント長官が示したとすれば、それは国家の政策は金融市場には敵わないとの経験があるからだとアメリカのメディアは報じている。