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6434人の命が失われた阪神・淡路大震災から30年となった兵庫・神戸市中央区東遊園地で。灯籠で「よりそう」という文字が描かれ追悼の祈りが捧げられ、地震発生時刻の午前5時46分の黙とうが捧げられた。阪神・淡路大震災だけでなく東日本大震災や能登半島地震など災害によって被災した人や街に寄り添い続けるという思いが込められた。1995年1月17日。最大震度7の揺れが街を襲い、6434人の命が奪われた。当時公演で避難生活をした神戸国男さんは、会ったこともないような人がなんでこんな一生懸命にしてくれるのかなと、それがすごくありがたかったなどと振り返った。当時、お風呂として被災者の心と体を温め続けたドラム缶が、西法寺に追悼の鐘として震災の記憶を紡いでいる。追悼の演奏を続ける松平晃さんは、家族での団欒の場などを大事に作り上げてほしい、などとコメントした。
天皇皇后両陛下は即位後初めて追悼式典に出席し犠牲者に黙祷を捧げられた。震災を知らない世代も歌で寄り添い続けていく。震災から30年、経験と教訓は次の世代へ受け継がれている。